Moulton Summit Tokyo 2015

先週末に代官山にてモールトンサミットが催された。

今年の新モデル発表は、SSTと、先日のブログでエントリーしたDynavector Moulton DV-1だった。

Dynavector Moulton DV-1 (Prototype)

Dynavector Moulton DV-1 (Prototype)

SSTはTSRの上級バージョン。近年モールトン社は生産の近代化の為、様々な工作機械やCAD等の投資を行いその結果生み出されたのがSSTだそうだ。SSTは外見上はTSRとあまり変わらないが、肉抜きされたリアエンドやダボのフレームパーツにその投資結果が現れているとの事。確かに地味だがディテールアップされていた。お値段はフレームセットで29万円程との事。

そして、注目のDynavector Moulton DV-1は小生が予想していたMDev90ではなく、全く見た事のないモデルだった。バネ外装式フロントサスにフレーム外側からスポークでテンションをかけて剛性を上げる興味深い構造。なんとなくMDev90とも共通点がある。

それもそのはず、DV-1はAlex Moulton博士の生前に富成次郎氏が渡英した際、自ら半田付けで製作した4/1の真鍮製ミニチュア版フレームを見せたところ、AM博士も以前同じスポークを使ったフレームやフロントサスを検討試作した事があった事で話が盛り上がり更に研究を進めるよう改良の課題を出されたとの事。その際、1/4ミニチュア版フレームをAM博士が預かり城内で強度試験を行い結果強度も充分とのお墨付きをもらっていたとの事。

そのままAM博士の死後も次郎氏はフレーム試作を続けてプロトタイプ発表に至った。
このプロトタイプのフレーム製作は、京都のモールトン有力ショップのMoku2+4の林氏が蝋付して製作したとの事。そのフレームを次郎氏がAM博士の墓前に持っていった写真も紹介されていました。

さてDV-1最大の特徴であるフレームに張られたスポークですが、一度テンションを張って1日乗ってからスポークの初期伸びした分を調整すれば、その後スポークを調整する必要はないそうです。スポーク調整は必ず自転車さんに頼んで欲しいとの事でした。

ここまで書くとすぐにでも市販されそうなのだが、まだその予定は無くDV-1プロトタイプを英国モールトン社へ送り再度強度試験にかけるそうです。

但し、サミットでもDV-1の前は人山だかりで、小生もAM博士引退後から今迄新モデルが発表される度に物足りなさを感じていましたが、このDV-1はAM博士生前の新モデル発表を思い出させるものでした。あまりの注目されぶりに次郎氏も気を良くしたせいか「GOKISOハブを標準装備して完成車売りにしてみようか。」とかの言葉も出ていましたので本当に市販されてしまうかもしれません。実現すれば、BSM以来のコラボモデルになるので楽しみです。

2日目は快晴で予定通りサイクリング。
小生はルートBの先導を拝命いただきました。

普段、モールトン同士でまとまって乗る機会が少ないので、とても楽しかったです。

Moultons

来年のサミットは、栃木開催との事です。

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Moulton Summit Tokyo 2015 への3件のフィードバック

  1. BP より:

    やはり新モデルの話はいいですよね。
    自分のモデルまでもなんか生まれ変わったかのような
    気持ちになれます。

    • saltmoon より:

      正直言ってイノベーションを感じるモデルが最近のモールトン社になかったですからね。一方モールトン社のほうも設備投資が一段落し意欲的なモデルを出すとエイドリアン氏が語っていました。

  2. ピンバック: Moulton SST 所感 | Salty Moon

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