ガキンチョがscratchで遊び始めたので、リビングのテレビ用PCを導入する事にした。
最初は、ITXマザーボードのベアボーンで自作機を組もうかと思ったが、ちょうど、秋葉原の中古PC屋でApple Mac mini late2012(MD388J/A)が大量入荷したと聞きベースマシンとして調達してみた。
ベースマシンは、Mac mini late2012 CPUは4core版i7 2.3GHz、RAM:8GB、HDD:1TBと充分なスペックなのだが、Mac miniは2.5Diskを2基搭載できるので起動ディスクをSSD化し、RAMは手元に16GBがあるので活用する事にする。
Mac miniの構造はかなり特殊である。
なんと、HDDを増設するには全部分解しないと増設出来ない構造になっていた。
ネジ穴も★型のTタイプだし、SATAケーブルも汎用品が使えず専用ケーブルとなる。
初めからHDD取付用専用キットを買う事をお勧めする。
Mac mini HDD増設記事は様々なブログでも取り上げられているが、この動画を何度か視ると大体の流れは分かる。
使用するドライバの番手も表示されるので、かなりイケている動画なのだが、手順以外に設計意図を理解しないと、分解は出来ても組み立てが上手くいかないので、小生なりに気が着いた注意事項が一点あるので、興味のある訪問者は続けてどうぞ。
HDD取付用専用キットであるが、初めからSATAケーブル以外に、分解組立に必要となるドライバ、冶具等の工具や増設HDDを固定するネジも付属されていて、HDD/SDD以外のモノが必要ないのでとても便利だ。
動画に従って裏蓋を空けると、電磁シールド兼WiFiアンテナユニットとCPUファンモジュール、RAMスロットが現れる。
RAMを抜きファンユニットを外しWiFiアンテナユニットを外す。
WiFiアンテナユニットはHDD固定ネジがジョイント型二重ネジになっていた。
ネジを抜いたらキットに付属していたコの字型冶具を使いマザーボードを引き抜く。
マザーボードのデザインは無駄が無く綺麗である。
Mac miniエンクロージャからマザーボード、パワーサプライ、HDDブラケットを外せば、がらんどうとなる。シンプルな構造だ。
純正HDDは壊れ難い定評のHGST製である。良心的だ。
これをストレージとして流用するので、起動用SSDは手ごろコスト感な250GBにしてみた。
SSD取付後に組立てとなりマザーボードを取付後に下段HDDを取付るのだが、小生はここで手間取った。
HDDもギリギリのクリアランスで少しづつずらしながら隙間に入れていかないと、そもそも入らないのだが、下段HDDの取付位置が少しでもズレると、その上に二重ネジ上に更にネジ止めする電磁シールド兼WiFiアンテナユニットもズレて取り付けられないのだ。
原因は電源ユニットとマザーボードを接続するパワーケーブルがはみ出しHDDブラケットに干渉していたせい。
これが分かれば、サクサクッといきました。
組立後はTVに接続し快適に使えています。
しかし、このMac miniはビデオチップがイマイチで、HDMI、サンダーボルトどちらとも白っぽい画像になる気がします。たぶん4K解像度にも対応しないでしょうけど、ウチのテレビもまだi1080なので納得して使うつもりです。